wooperstory
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★ストーリー
部屋の水槽でウーパールーパーを飼っているルーパー嬢。
かつて薬科大に入学したものの、タリウム少女の事件などを知り、自分もいつか人に毒薬を飲ませるのではないかと怖くなって、中退した。
しかし、人体の内部に隠された内臓に興味があり、女導師に出会った。
女導師は、人間の口から肛門に至る消化管こそ、脳を上回る重要な器官であって、官能の源泉は消化管にあると説く。
本当に考えているのは、脳ではなく大腸であり、消化管の入り口である口腔の舌と、出口である肛門の同時刺激によって、その間の消化管を活性化できるとして、悩める人たちを相手にグル・ラボを開設していた。
この日も、自分はうまくいかない電気仕掛けのようだと感じている男が相談に来た。動きも喋り方も、ぎこちない。配線がうまくいってない上、時おりショートするようだ。
女導師は、ルーパー嬢とともに、電気仕掛け男の肛門調整と舌のトレーニングに乗り出す。
一方、ルーパー嬢の恋人のようなものであるサラマンデルは、自分は火を司るサラマンダー＝ドラゴンの化身だと思い込んでいる。サラマンダーは燃える炎の中に住んでいるが、灼熱こそ自分の人生なのだ。
ルーパー嬢とはウーパールーパーを通じて知り合った。ウーパールーパーの正式名称は、メキシコサラマンダーである。
サラマンデルの母は整形を繰り返し、彼と同じぐらいの年齢にしか見えないが、リッチなブルジョアで、小説家もどきの三文文士を寄生させている。
しかし、息子のサラマンデルとの間で、実母と息子ののセックスは可能かという、きわどい会話を繰り返していた。
この異様な母と息子を、三文文士が観察している。
サラマンデルと整形ママの近親相姦は実現するのか？ 映倫はそれを許すのか？
★キャスト
東 凛（あずま・りん）＝ルーパー嬢（薬科大中退。女導師の助手。ウーパールーパーと同棲中）
卯水咲流（うすい・さりゅう）＝女導師（グル。口腔から肛門に至る消化管こそ官能の源泉と唱え、指導）
ダーリン石川＝サラマンデル（自分は火を司るドラゴンの系譜だと思い込んでいる）
酒井あずさ＝整形ママ（サラマンデルのイカレタ母。なぜかリッチ）
津田篤＝電気仕掛け男（自分は失敗した電気仕掛けだと悩み、女導師の助手となる）
荒木太郎＝三文文士（整形マザーに寄生する小説家もどき。整形ママの自伝を口述筆記中）
★スタッフ
脚本・監督＝山﨑邦紀
撮影＝小山田勝治
照明＝ガッツ
録音＝山口 勉
助監督＝小関裕次郎
編集＝有馬 潜
整音＝若林大記
録音スタジオ＝シンクワイヤ
ポスター＝ＭＡＹＡ
グレーディング＝東映ラボ・テック
＊原題『メキシコサラマンダー』
